私ども「秋田県高校入試研究協会」会員一同は、秋田県内に活動の本拠地を置く、主に個人塾の集まりです。個々の塾は、各々の持つ教育理念に基づき、情熱を注ぎながら生徒の指導をしておりますが、 それだけでは目まぐるしく変化する時代の波に対応しきれず、知らず知らず狭小な世界に閉じこもる危険性も併せ持っています。

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　そんな中、何か協力してできる事はないかと模索していたところ、 塾共通の関心事である模擬試験の作成を思い立ちました。テスト業者の方々が作る全国規模のものではなく、秋田県の高校入試に沿った模試を自ら研究し、作成し、分析しようというのが当協会の発端であります。この方針は今に至るまで変わりなく続いており、まもなく協会発足30年を迎えます。

　「全県模試」「全県中２学力テスト」は、業者様が販売するテストとはその趣を異にします。私どもの目的はテストによって利益を追求することではなく、ひたすらに良いテスト問題と、 信頼のおけるデータを提供したいという事にあり、その一念が凝縮したものが「全県模試」「全県中２学力テスト」なのです。

　団体の立ち上げ当時、僅か6塾だった協会員も、紆余曲折を経ながらも現在約50塾（教室数カウントの場合は、68教室超）という広がりを見せております。これは協会の趣旨や活動が次第に生徒・保護者の皆様に浸透し、 多くの塾に支持され、厚い信頼を得てきた証左であると言えましょう。また、こうした塾の集まりが、模試を最初から最後まで自分たちの手で執り行い、しかもそれを長期に亘って継続させていることは、 全国的に見てほとんど例がなく、それは私どものひそかな誇りであり、より良い塾を目指す明日への活力源でもあります。

　平成16年度からは名称を「入研模試」から「秋田県全県模試(秋田県志望校判定模試)」し、組織としても、模試事業の非営利性を重視するとともに、会員塾を「お客様」とするのではなく「社員」とすることで、会員塾が模試の１プレーヤーとして法人を支える仕組みとなるよう「一般社団法人」へ切り替えました。「全県中２学力テスト」と合わせて、更なる発展を目指し、 会員一同なお一層精進して参りたいと思います。

　全県の生徒・保護者の皆様、また、個人塾運営者様におかれましては、こちらの案内をご高覧頂いた上、是非ご自身のこれからの成長・発展の為に、当協会模試の利用をご検討頂けたら幸いに存じます。